高校時代に励んだ合気道でヘルニアによる腰痛に悩むこと20年。
高反発・低反発など色々なマットレスを試してきましたが、どれもしっくりとはきませんでした。
また体に熱がこもるタイプの私は仰向けで寝ると特に腰回りに寝汗がひどく、寝返りを頻繁にしてしまい眠りが浅く、気づけばショートスリーパーになっていました。
そんな私がオクタスプリングを試したその日、数十年ぶりに熟睡できました。
しかも寝覚めがよく体が軽いのです。
今回は頑固な私の不眠を解消してくれたオクタスプリングを徹底解剖!
どんな人におすすめなのか、どんな秘密があるのかを正直にご紹介します。
オクタスプリングが実際に我が家に到着!開封から使用感を実際に紹介
1)到着から開封まで
待ちわびたオクタスプリングが到着!
この日はあいにくのお天気でしたがプチプチに包まれていたので、全く問題ありませんでした。
大きな段ボールで届くと思っていた私にとっては嬉しい梱包。
ドラム缶のような見た目ですが、雨からは守ってくれるし段ボールをゴミ出ししなくていいので助かります。
重いのかなと心配しましたが、体重計に載せてみると4.3kg(画像でコンマが見えずすみません)。
一人暮らしの私がいつも買うお米より軽く、マットレスのイメージが変わりました。
高さも60cmちょっとと女性の私でも楽に転がして部屋に移動できました。
プチプチをはがしていくと半透明のビニールに包まれたオクタスプリングが徐々に見えてきました。
凄く細かいところですが、ビニールを留めてあったテープが養生テープのような感じで、綺麗に手ではがすことができます。
私は新居ではありませんでしたが、届いてからオクタスプリングを広げるまでにカッターやはさみを一切使う必要がなかったので、引っ越ししたてで手元に道具が無くても開けられるのは好印象でした。
半透明のビニール袋をはがすといよいよオクタスプリングとご対面。
ドラムバッグの前ポケットには簡単なオクタスプリングの説明とサイズ(今回はセミダブル)、素材などが書かれた紙が入っています。
オクタスプリングの入れ物は見た目もドラムバッグみたいですが、持ち手もついていて本当に持ち運びがしやすいです。
ドラムバッグの状態で横が60cm・直径33cmとセミダブルとは思えないコンパクトさ。
クローゼットの半間分ちょっとです。
シングルであればちょうど半間分になります。
ドラムバッグを立てて、ファスナーをぐるっと一回り外すと、ぐるぐる巻きのオクタスプリングが現れます。
こんなにコンパクトに詰め込んでしわが残らないか心配と思っていたら・・・
ちゃんとヤーマンから「はじめにお読みください」とのご案内が入っていました。
「開封後は折り目やへこみが付くことがあります。
すぐに開封し、平らな場所で復元してください」とのこと。
余談になりますが、ドラムバッグは不織布なのに4.3kgのオクタスプリングがみっちり詰め込まれてもびくともしません。
安っぽい感じがなくていい感じです。
取り出すときに唯一困ったのはこの時です。
みっちり詰め込まれている上に不織布の柔らかいバッグなので、上に引っ張り出そうと試みましたが無理でした。
試行錯誤の結果、画像のように逆さまにして少しずつバッグを脱がせていきました。
全部バッグを脱がせ切っても直立するのであれ?と思ったら、ぐるぐる巻きをさらにビニールでしっかり締めてありました。
バッグを脱がせたときの要領でこのビニールもずりずり下ろしていくと、下ろした先からオクタスプリングが膨らんでいきます。
ビニールを完全に外すとオクタスプリングが二つ折りのまま転がっていき

シューッと音を立てながら膨らんで、元の形を取り戻していきます。
オクタスプリング自体も袋に入っていたので、どこから空気が入ったのかなと疑問に思ったので調べたら、頭の部分の角がしっかりとあけられていました。
袋に入ったまま完全に広げると、折れ線はすでに分からないほど復元しています。
「購入後すぐに開封して平らな場所で復元してください」との注意書きがありましたが、届いたのが夜遅かったので実は1日置いていました。
それでも開封後すぐに折り目が分からないほど復元しました。
広げたオクタスプリングには小さめではありますが乾燥剤が入っていました。
ビニールついたままですみません。
オクタスプリングは3種類のサイズがありますが、全てカバーがセットになっており、カバーを取り付けた状態で届きます。
横から見ると体があたる上面はガーゼのような優しい触り心地で、真横はメッシュ。
これはオクタスプリング独自のエアフロー効果を高めるためのものだと思います。
エアフロー効果については、メリットの項目で詳しく触れていきます。
カバーのメッシュは裏側一回りまで施されていました。
表面は恐らくオクタスプリング独自のハニカム構造をデザインしているのだと思いますが、曲線が描かれて上品なカバーです。
柔らかく肌触りが良いのに、通気性もあってサラサラしていて気持ちいいです。
底面は滑り止めのドットが施されていて、私は画像の通りブラウンのラグの上に引いているのですが、乗っても全くずれません。
細かい所まで配慮が行き届いていて感心しました。
ビニールを取り外して広げると、セミダブルでクローゼット1間分を少しオーバーするくらいです。
2)実際に使用してみて
まず寝てみた感じは肌触りがよくサラサラしていて、ずっと寝ていたいくらい気持ちがいいです。
ウレタン特有の匂いも無臭といっていいほどありませんでした。
あれだけ圧縮して梱包されたのにもかかわらず、しわやヨレが全くないのはオクタスプリング独自技術のウレタンスプリングがしっかりしていて、復元率が98%という技術の優れている点です。
足で踏んだ感じは7cmという厚みを感じないほど凹んでしまい、こんな弱いスプリングで本当に体を支えてくれるのか不安になるくらいですが、寝てみてその不安は吹き飛びました。
オクタスプリングは体圧を考えて一部に負担がかからないように、硬さの違うスプリングを5つのゾーンに分けて配置しています。
頭~首・肩~胸下・胴回り・太腿~膝下・ふくらはぎ~足先と画像のように硬さを変えてあるので、重い胴回りは沈み過ぎず、首回りは柔らかいスプリングで体のラインを正しい位置に保ってくれます。
これにより、低反発マットレスにありがちな沈み過ぎを防いで、寝返りも打ちやすくなっています。
私は片膝を立てないと寝返りが打てないほど敷布団だと腰が沈むのですが、オクタスプリングは左右にゴロゴロと自由に動くことができます。
一般的なウレタンマットレスはこんにゃくのような一枚板になっています。
寝返りを打とうとすると沈んでいた部分がゆーっくりと戻るので低い方に体が引っ張られてしまう感じがありますが、オクタスプリングはウレタンでありながらスプリングが独立していて上下と斜めに自由に動くので、大玉送りのように寝返りをしたい方向にそっと押し出してくれる感じがあります。
また、今まで寝ていたところはすぐに戻るので元の位置に引っ張られることもありません。
私の場合、腰痛はヘルニアからくるものなので一概にヘルニア持ちの方にオクタスプリングがおすすめですよとは言えませが、オクタスプリングを使い始めて明らかに体が楽になりました。
今まで敷布団や低反発マットレス、逆に硬めのスプリングマットレスを試してみましたが、朝起きると特に下半身が痺れたようになっていて、足が違和感なく動かせるようになるまで数時間かかっていました。
オクタスプリングを使い始めて一番驚いたことは、朝起きたてから体に痛みがないということです。
寝ている間の姿勢を保ってくれることが一番の要因だと思いますが、目覚めてすぐに動けるというのは本当に嬉しいです。
私のもう一つの悩みである“寝汗”ですが、体に熱がこもる体質のため、これまでは暑くなったらゴロゴロと移動して冷たいところで寝て、温まったらまた移動してというのを猫のように繰り返していました。
そのためか朝起きると足と頭が反対になっていたり、布団から落ちてカーペットに寝ていたりと酷い寝相だったのですが、オクタスプリングを使うようになって朝起きると綺麗に仰向けでマットレスの中央で目覚めるようになりました。
これはオクタスプリングの賜物です。
カバーの肌触りは先に触れた通りですが、オクタスプリングはウレタンで出来ているスプリングに上から圧がかかると、スプリングがつぶれるときに湿気や熱を横から排出してくれます。
これによって熱がこもらないので快適に過ごせることは勿論ですが、熱を逃がして復元する時にまた新鮮な空気を吸って戻るので、室内の気温と同じ温度を常に感じることができます。
夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるのもオクタスプリングの大好きなところです。
実際に私がオクタスプリングを使ってみて感じたメリット・デメリット
1)メリット
①寝返りでマットレスが呼吸をするエアフロー効果で熱を感じずに快眠できます
オクタスプリングは180個以上のウレタンスプリングを配置して作られています。
その一つ一つが独自技術によるハニカム構造になっており、上下や斜めからの圧力を受けて縮む際に横から空気を放出するエアフロー効果があります。
これにより、寝返りを打つたびにまるでウレタンスプリングが呼吸をするように空気を横から排出し、湿度を逃がしてくれるので寝汗をかく私でもサラサラ快適に眠ることができます。
また、付属のカバーも側面と底面の一周がメッシュになっており、エアフロー効果を高めてくれています。
②ダニ抑制効果が高い!
低反発代表のウレタンですが、密度が高いほど湿気が溜まりやすいという特徴があります。
オクタスプリングはウレタンでありながら、先に触れたエアフロー効果により寝返りを打つたびにウレタンスプリングが横から空気を逃がすため、湿気が溜まりにくい構造です。
これにより、ダニの繁殖を抑制する効果が一般的なウレタンマットレスと比較して90%も高いことが分かっています。
※ITEA調べ
③ウレタンスプリングだから軽量で持ち運びらくらく
オクタスプリングはウレタン製のスプリングを採用しているため、軽量化を実現。
3年前の交通事故で右肩に後遺症がある私でも簡単に三つ折りが出来て、軽々持ち運びができます。
お布団と一緒に毎日押し入れやクローゼットに収納できるので衛生的です。
④防振スプリングシステムで快眠を邪魔しない
防振スプリングシステムというと難しく聞こえますが、オクタスプリングは一つ一つのウレタンスプリングを並べて作られているので、スプリングが連動して動くことがありません。
また金属製のばねとは違い必要以上に跳ねることがないのも特徴です。
セミダブルやダブルサイズで家族と一緒に横になると、先に寝ている人を起こしてしまうことがよくあります。
でも、オクタスプリングならスプリングが個々に独立しているので自分が乗っていないスプリングの振動を受けることがないので、先に寝ている家族を起こしたり、寝返りの振動で目が覚めるといったこともありません。
⑤今の寝具がどのような環境でも使える
オクタスプリングはフローリングや畳の上は勿論のこと、敷布団やマットレストップの上に乗せて使うことも可能です。
マットレスを試してみようと思ったときに意外と面倒なのが、敷布団やマットレストップの処分。
でもオクタスプリングなら使用シーンを選ばないので、今までのマットレストップや敷布団を処分する必要がありません。
私は薄い敷布団でフローリングに敷いたカーペットの上に寝ていたので、そのうえで使っています。
⑥耐久性に対して高いコスパ
一般的に人は1日の睡眠で24~34回寝返りを打ちます。
オクタスプリングは6万回の耐久テストを行って検証しており、これを平均寝返り回数の29回×365日で割ると約6年もつ計算になります。
オクタスプリングは低反発と高反発の良いとこ取りではありますが、反発力(N=ニュートン)を考えると低反発マットレスに分類されます。
低反発マットレスは材質や使用方法にもよりますが、耐久年数は3~5年が平均。それを踏まえると6年はかなり耐久性が高い製品と言えます。
価格についても比較されやすいヤーマン公式HPで購入をすると、サイズ別に以下の価格になります。
シングル(カバー付)193cm×97cm 19,800円(税抜)
セミダブル(カバー付)193cm×120cm 24,800円(税抜)
ダブル(カバー付)193cm×140cm 29,800円(税抜)
これは低反発マットレスで同じくらいの厚みがある製品と比べても5,000円~25,000円ほど安く、機能性マットレスとしてはかなりコスパの高い製品です。
2)デメリット
低反発なので、硬めのマットレスがお好きな方は柔らかいと感じる
オクタスプリングは低反発と高反発のハイブリッドではありますが、100Nが柔らかめと硬めの分かれ目という点では、低反発マットレスに分類されます。
私のように腰痛を持っていると沈み過ぎるのは痛みが増長するので、柔らかいマットレスは合わないと感じることが多いです。
オクタスプリングは画像のようにマットレスを5つのゾーンに分け、それぞれの重さをしっかりと支えつつ綺麗な寝姿勢を保つために、硬さの異なるウレタンスプリングを配置しています。
柔らかめでありながらも腰回りはしっかりと支えてくれる感じがあり、腰痛を意識することなくぐっすりと眠ることができます。
オクタスプリングの購入後のお手入れ
カバーをかけて使用しカバーはこまめに洗います。
本体は洗えないので汚れた場合は濡れた布ですぐに拭き取るか、トントンと叩くようにつまみ洗いをしてしっかりと乾燥させます。
私は干す場合はウレタンに日差しが良くないので、週に1回の陰干しまたは室内の物干し竿にかけています。
オクタスプリングは一般的なウレタンの低反発マットレスと違い、湿気や熱を逃がしてくれる構造なので週に1回の陰干しでも湿っている感じは全くありません。
オクタスプリングのおすすめの保管方法
オクタスプリングは低反発マットレスなので薄くて軽いです。
三つ折りにして楽々運ぶことができるので、フローリングや畳の上で使われたり、敷布団の上に敷いて使われている方は、押し入れやクローゼットに収納することができます。
また、マットレストップの上に乗せて使われている方は、エアフロー効果で湿気や熱が溜まる事もないのでそのままベッドメイキングをしても大丈夫です。
復元率も高く98%あるので、低反発マットレスにありがちな折れシワなども気になりません。
まとめ
「良いマットレスは何か」という疑問への答えは、一人ひとり体型も悩みも異なるのでひとつではありません。
マットレス選びで一番大切なことは“どれが自分に合うか”だと思います。
オクタスプリングは今まで触れてきた通り、低反発と高反発の良いとこ取りのハイブリッド仕様なので多くの人に合うとは思いますが、“万人の好みに合う”“万人の悩みを解決する”ものではありません。
でも、もしあなたが沈み過ぎるマットレスや硬すぎて体がガチガチになることに悩んでいたり、寝汗やマットレス独特の匂いで熟睡できないのだとしたら、是非オクタスプリングを試してみて頂きたいです。
私が数年ぶりに感じられた熟睡できる感動をあなたもきっと体験できます。

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